@通勤電車

 通勤電車の事(不意打ち)

帰りの通勤電車は我輩の読書室
乗客が降りるか降りないうちに乗り込み
空いている網棚にデーパックを載せ
おもむろに単行本を読みふけるのである。

今の愛読書は”水滸伝”
”おっ、梁山泊、宋江ね、ふむふむ”
自分の世界・・・

突然目の前を黒い物体が横切り
手にした本が電車の床に叩きつけられる
”な、なんだよ、誰だよ”
思はず周囲を見渡せば
床に転がる我輩の本とデーパック
何の事は無い、自分の荷物が棚から落ち
我輩を不意打ち・・・

あわてて、周囲の人々に
「すみません、すみません」
と謝るが、無反応、黙殺

結局、自分で自分に謝っただけである

何となくバツが悪いが、そこは年の功
デーパックを網棚に載せ直し
何事も無かった様に本を読み始める我輩である。

でも、今度は落ちないよね
二度三度、そっと確かめる小心な我輩である。

ちょっとオドオドしている我輩を乗せて

何事も無く電車は進むのである。

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 通勤電車の事(男運)

朝の通勤電車
朝の眠りを妨げる女子学生達を避けて空席を探す我輩
でも今日は女子学生達の隣しか空いていない
だからいやでも会話が耳に飛び込む

「私、男運が悪いんだよね~え」

溜息をつく娘はどう見ても中学生

おいおい、まさか週刊誌に載るような話じゃあ
でも会話の内容は
彼氏と待ち合わせしたがすっぽかされたとか
どうたらこうたら・・・

まあ良いんだけどね
でもね、おじさん達は眠いんだからね
朝はもう少し静かにしましょうね
である。

朝から彼氏の愚痴を元気にこぼす
女子中学生達を乗せて

何事も無く電車は進むのである。

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 通勤電車の事(女子高生の会話)

通勤電車には疲れ切った大人達
でも学生達は元気、さすが若いね
なかでも女子学生達は賑やか
”なんであんなに賑やかなんだ”

女子高生達の会話

その

「”女子高生の会話”ってしてみたいよね」
「私達、勉強ばかりだしね」
「疲れるよね」

進学校の生徒だな、
でも女子高生の会話って何だろう?
その後も
「○○ちゃんがどうしたこうした」
「あの先生はどうたらこうたら」
電車を降りる時には
「途中で何か食べて帰ろうよ」
賑やかに降りてゆく
我輩にはどう見ても”女子高生の会話”?
としか思えないのである。

もしかして”女子高生の会話”って
最近流行りの芸人がやってるあれの事か・・・

その

ぎゅうぎゅう詰めの朝の電車、押されて息も出来ない
そんななかでも賑やかな女子高生達

「私、遅刻の常習犯なんだ」
「時間ぎりぎりだと、急がなきゃ、って思うんだけどね
 でも、間に合わないって判ると、
 急いでもしょうがないかって思って
 それからお風呂に入って、お化粧して、それから学校」

おいおい、そんなんで良いのかよ

「でも今日は遅刻しないよ」
「遅刻魔三人組がいてね、私もその一人なんだけど
 三人で今週は絶対遅刻しないで頑張ろうって決めたの」
「ふ~ん、えらいじゃない」
「でもね、一人は月、火って遅刻
 もう一人は、月、火は遅刻しなかったけど、昨日は遅刻」
「私は月曜から遅刻してないよ」
「今日も大丈夫だから、明日頑張れば今週は無遅刻」
人の壁に遮られて女子高生達の顔は見えないが
おもはず”頑張れよ”と心の中で声援を送る我輩である。

元気な女子高生達を乗せて

何事もなく電車は進むのである。

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 通勤電車の事(社会の窓)

夏休みになり、混雑もぐっと減った朝の通勤電車
お陰で座席に座りぐっすり熟睡できるのである。

ぐー

それでも途中で混んできて、ふと眼を覚ませば
目の前におじさんのズボン、でも何か変

”おいおい、社会の窓が開いてるよ”

おじさん全然気付いていない
おもわず自分のチャックを確認する我輩

”人のを見ると自分のも気になっちゃうんだよね”
”それに痴漢と間違えられたら大変だし”

でも教えてあげるのも何となく言い難い
だからそのまま眼を閉じ、見なかった事にして
再び眠りに入る我輩 

ぐー

その後、特に女性の悲鳴も聞こえなかったので
多分、無事に降りたのであろう 良かった良かった
である。

でもなんでズボンのチャックの事を
社会の窓っていうんだろうね?

社会の窓を開け放したおじさんを乗せて

何事も無く電車は進むのである。

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 通勤電車の事(資金力の差)

最近の通勤電車の混雑は酷くなる一方
帰りの電車でもおじさん二人がその話題

「どこも最近、電車の混雑が酷いんだよね」
「何処の鉄道会社も対策してるって言ってるけどね」
「会社によって対応が違うんだよね」
「なになに線の私鉄B社は線路を複々線化して
 電車の本数を増やしたんだよ」
「へ~え、そうなんだ」
「でも、ここの私鉄A社は
 連結する車両数を増やして対応したんだよね」
「やっぱり、資金力の差だろうね」

話に聞き耳を立てる我輩、ふむふむ なるほど
だからホームの端まで電車が来るようになったんだ
納得の我輩である。

夏休みになり学生の姿がめっきり少ない
だから通勤電車にも余裕が・・・
この位がちょうど良いんだけどね

何事も無く電車は進むのである。

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 通勤電車の事(空席)

連休明けの朝の通勤電車 ギュウギュウ
どんどん人が乗り込み
駅員がこれでもかと背中を押す
いつもの通勤風景

座席に座っていた男性
途中の駅で慌てて降りってた

ポツンと出来た空席
いつもなら前に立ってる乗客がすかさず着席

「運が良いよね」

周囲の乗客の心の声が聞こえるはずが
何故か空席の前の男性は立ったまま??

周囲の乗客も遠慮したのか誰も座らない
座席が汚れている訳でもなさそうだし

途中の駅でさらに乗り込む乗客達
ますますギュウギュウ
それでもその席は空席のまま?

”もったいないよな、何で座んないんだろう?”

超満員でもポッカリ空いた席を載せたまま

何事も無く電車は進むのである。

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 通勤電車の事(初心者マーク)

朝の通勤電車もこのところ遅れが酷い
お陰で何時もなら余裕で間に合うはずが
遅刻!

会社の同僚との会話

「おッ、遅刻、珍しいね」

「電車の戸袋引き込まれ事故だとかでね」

「春の新人が増えたからね、事故が多くなるんだよ」

「へ~え、そうなの?」

「電車の乗り方が下手なんだよね」

「まあ、半年もすれば上手くなるけどね」

「新人には初心者マーク付けてもらおうか」

「うん、それ良いね」

通勤電車にも自動車免許と同じ様に
無事故無違反にはゴールド免許とか
あると面白いかもしれないのである。

貴方はマナーが悪いので減点です
これ以上マイナス点だと乗車できなくなります

なんてね

何事も無く電車は進むのである。

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 通勤電車の事(新社会人)

ココログのメンテも無事終わった様である。
さて
----
4月になると黒いリクルート姿の新人が沢山
お陰で朝の通勤電車も一層の混雑ギュウギュウ

黒いスーツ姿の若い男性、新社会人
混雑する電車の中でしゃがみ込み
自分の鞄をガサガサ

”何してるんだろう?”

鞄の中からピンクのケースを取り出し
中身をおもむろに髪の毛になすり付け始める

”おいおい、ヘヤーワックスかい”
”社会人になったんだからもう少し常識を・・”

と思うのは我輩だけ?

もっとも電車やバスの中で 時々
マスカラ→ファウンデーション→口紅→etc
と若い女性のお化粧フルコース実演をみる羽目に

だから
ヘアーワックスなら可愛いものかも知れないのである。

でも
某国の首相は「美しい国」と言うが
「美しい社会人」では
「美しい」の意味が違うんじゃあ有りませんか?

まったく今時の若いもんは・・・・ブツブツ

である。

何事もなく電車は進むのである。

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 通勤電車の事(おへそ)

朝の通勤電車、超満員
でも我輩は始発電車でぐっすり

途中、夢の中でなにやら男女の声
我輩の前に立った若い男女
ギュウギュウ電車の中で相手の腰に手を回し
小声でささやきながらイチャイチャ

”おいおい、朝っぱらから何なんだよ”

廻りの乗客たちも見てみぬ振り

その上、長いコートを着た女性
暑いのか前のボタンを開けてる

電車が揺れるたびに前が開け・・・

女性の”おへそ”が我輩の目の前で揺れる

何て言うファッションか知らないが
まだ夏じゃあ無いんですけどね

どう言うご職業か知りませんけど
イチャイチャは家でおやりください

である。

まったく近頃の若い者は・・・ぶつぶつ

何事も無く電車は進むのである。
 

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 通勤電車の事(突発事件)

朝の通勤電車ギュウギュウ
電車が揺れるたびにドドドッと人が移動する
突然

「やめて下さい!」

女性の叫び声

”朝っぱらから痴漢?”

なにやら不明瞭な声が聞こえる
電車が駅に到着
すると乗っていた男性が
駅のホームに駆け降り

「駅員さん!、駅員さん!、来てください!」

”なんだ、なんだ”

我輩の野次馬根性が目覚める
駆けつけた駅員に

「この男に殴られたんですよ!」

「殴られた?」

電車に乗り込む駅員

「降りてもらえますか?」

「ゴモゴモ・・」

動こうとしない若い男性
ホームでは殴られた男性が叫ぶ

「足、踏んだとか言われて・・・」

駅員

「電車が遅れるので降りてください」

それでも降りようとしない若い男性

「事情が判りませんので降りてもらえますか」

丁寧な言葉使いで命令する駅員
しぶしぶ降りる若い男性
その後は待ちかねた乗客たちがドッと乗り込み発車
朝の突発事件
でも

”いくら足を踏まれても暴力はいけませんよ!”

である。

確かに踏まれると痛いんだけどね・・・

何事も無く電車は進むのである。

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 通勤電車の事(泣いちゃうぞ)

いつも通りの朝の私鉄駅
でも
いつもは人が乗っている電車と
がらがらの電車が居るはずが
電車がいない・・・・?

駅のアナウンス「人身事故の為・・・」

”またかよ”

それでも暫く待つと通勤電車が入線

同時に駅のアナウンス

「次の電車は何時になるか分りません」

いつも途中から混み始める通勤電車

”やれやれ、これは超満員だな”

予想はドンピシャ、予感的中
停車駅でドンドン乗り込む乗客達
超満員ギュウギュウ、殺人的
それでも押し込む駅員
(最近、押し込み専門駅員が登場)

倒れそうになった小柄な女性、もがくが
おじさん達に挟まれ
斜めになったまま身動きできない
そのまま次の駅へ
我輩の膝も誰かに押され

”おッ、折れちゃうよ”

涙が出る位、痛かった

泣いちゃうぞ

我輩の心の泣き声を乗せて

それでも電車は進むのである。
 

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 通勤電車の事(椅子)

朝の通勤電車
最初は立ってる人もまばら
でも途中からドンドン混んで来て
満員電車、ギュウギュウ
吊革につかまれない人が
電車が揺れる度にドドドと揺れ動く

”何で通路の真ん中に吊革無いんだろう?”
・・・
駅員がやっと押し込んだ超満員の電車
ブレーキで倒れ込む乗客

「何なんだよ!」

怒るおじさん
でもその時
吊革につかまっているおじさん達の間から
突然、若い女性が吐き出され
(そう見えたのである)
座席に座っていたおじさんの膝の上にペタン

”あれ、座っちゃったよ”

椅子にされたおじさん
怒るかと思えば、まんざらでも・・・

”まあ、我輩でも怒らないよな
 若い女の子なんだし”

ただし、おじさんに座られたら

”チョッとね”

ではある。(嫌な物は嫌なんだよね)

安全の為にもう少し通勤電車の吊革が
増える事を希望する我輩である。

何事も無く電車は進むのである。

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 通勤電車の事(戦場)

ほどほどに混んだ帰りの通勤電車
発車し暫くガタンゴトン
突然、叫び声

緊急停止ボタン押して下さい!」

”ん、何だろう?”

ざわめく乗客達

「どなたか、お医者さんは居ませんか?」

女性の声、どうも急病人の様
電車は途中で停車

緊急停止ボタンにより停車しました」

社内アナウンス

でも暫くして

「次の駅で対処します」

再び動き出す通勤電車

”確かに電車の中じゃどうしようもないよな”

駅に着き乗り込んで来た駅員さんに抱えられ
ぐったりとした男性が降ろされる
電車から覗き込む野次馬に

「発車します、ドアが閉まります」
・・・
サラーリーマンの宿命、通勤は戦場
大事が無ければ良いのであるが

戦場に倒れし、明日は我が身か”

それでも電車は進むのである。

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 通勤電車の事(改正)

9月に入り、今まで空いていた電車も
小学生から高校生まで新学期開始
だから満員電車に逆戻り ギュウギュウ
それに9月から電車のダイヤ改正
・・・
何時も通りにバスを降り
小走りに駅に駆け込む我輩

”あれ?、電車が満員?”

何時もはまだ空いているはず???
それに何故か反対のホームにも電車が
これはガラガラ・・・なんだ~あ?

それまでの習慣が役に立たず、パニックに
しばらくホームでウロウロ

駅の時刻表の張り紙にやっと気付き

”そうか、9月のダイヤ改正か!”

朝の電車時刻が5分ほど前倒しに
お陰で次の電車でゆっくり座れるのであるが
会社はギリギリに

”朝の5分は大きいよね
 でも「改正」と「改悪」の違いって何?”

疑問に思うのは我輩だけであろうか・・・。

我輩の疑問を乗せて

何事も無く電車は進むのである。

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 通勤電車の事(代替輸送)

曇り空でも何となく蒸し暑い

帰りの通勤電車、何時も通りに乗り換え
暫くすると車内アナウンス

「直前の駅で人身事故があり・・・」

”えっ、まずいな”

「前に電車がつかえていて動きません」

「救助の為にレスキュー隊を要請しています」
・・・
いっせいに携帯電話を取り出す乗客たち
我輩の携帯電話もポロポロポロと鳴り出す

”何なんだよこんな時に”

電話口に出た我輩のお馬鹿な息子

「車で送ってって」

そういえばテニス部の合宿へ行くんだった

「電車動かないから無理、バスで行けよ」

お馬鹿な息子との会話が終わると
駅のアナウンス

代替のバスが駅口から出ます」

どっとバス停に殺到する乗客たち
一台の満員バスが発車すると、それっきり
いらいらが募る大勢の乗客たち

暫くすると乗客の整理をしていた駅員

「電車が動くかもしれません」

”えっ”

駅で発車のベルが鳴り響く

またもやドッと駅のホームに戻る乗客達の渦
「馬鹿やろう」の声も

あっちへ行ったりこっちへ来たり
”全く、なん何なんだよ!”
である。

通過した事故現場には
6台も消防車がとまっていたが
大丈夫だったのであろうか・・・

それでも電車は動くのである。

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 通勤電車の事(リクルートファッション)

新年度も始まり、駅には学生や通勤客があふれ
朝の通勤電車もぎゅうぎゅう、元通り
・・・
発車のベルが鳴り
扉が閉まる瞬間に飛び乗ってきた若い男性
リクルートファッション
額の汗を拭き息を整えてから
おもむろにポケットからネクタイを取り出し
揺れる車内でネクタイを結び始め
窓ガラスに写る自分の顔を見ながら
手で顔をこすり目ヤニをぬぐう

”はっは~ん、寝坊したな”

でもなんだか初々しい

”俺も こうだったっけかな”

と昔を思い出し何となく親近感、思わずニヤリ
別の場所ではにぎやかな黒服の集団
リクルートファッション、新人君達

”おっ、元気だな”

でも半年もたてば仕事に疲れ無口に黙り込み
座席でうたた寝、ベテランの仲間入り・・・
毎年繰り返される光景ではあるが
今年は駅で見かける新人君の数も多い
日本経済の回復をこんな所で実感する我輩である。

何事も無く電車は進むのである。

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 通勤電車の事(真空地帯)

いよいよ今年も最後、年末
クリスマスに忘年会、酔払いの季節
・・・
夜の通勤電車、ぎゅうぎゅう詰め

”空いてるところは無い?”

見渡せば電車の真ん中が無人?真空地帯
覗いて見れば若い女性、酔払い

”んッ!”

電車の床が汚れてる、飲み過ぎ
それを避けて真空地帯、やれやれ
ぐったりと座席に寄りかかる女性

”大丈夫かな?”

次の停車駅
ドアが開くと同時に、寝ていたはずの女性
サッと駆け降りてゆく

”おいおい、狸寝入りかよ!”

真空地帯を載せたまま

何事も無く電車は進むのである。

※駅員さん後処理ご苦労様です、である。

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 通勤電車の事(犬)

帰宅の私鉄駅、何時もと違い人だかり
また事故かな?
どんどん増える乗客

”人身事故かな、年末だからな”

しばらくすると駅のアナウンス

「地下鉄のトンネルにが入り込んだ為、
 電車が遅れています」

???

”犬?”

聞き間違いかな
しばらくするとまたアナウンス

「・・・トンネルに犬が・・・」

犬も通勤するのであろうか?
動き出した電車
でも犬がどうなったかはアナウンスがない
翌日、気になって新聞を見るが
記事が見当たらない
多分大丈夫だったのであろう
犬の無事を祈るのみである。

何事もなく電車は進むのである。

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 通勤電車の事(迷惑川柳)

退屈な通勤時間、吊るし広告を眺め
”ふ~ん、あの女優さん結婚したか”
”おッ、新商品”
と世間の常識を吸収

なかに迷惑川柳の募集と優秀作

「彼氏でも ないのになんで 肩枕?」

酔っ払ったおじさんが女性に寄り掛かる
漫画付き
なるほど、上手いものである。

でも、我輩も一言、言いたい

「彼氏でも ないのに俺に 肩枕!」

電車で若い女性に肩枕されても
嬉しくは無いのである。
ただの熟睡の邪魔!
それに我輩

”妻にだって
 肩枕した事ありませんから~あ!”

 ”切腹!”

である。

何事も無く電車は進むのである。

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 通勤電車の事(改正)

春や秋の”列車時刻大改正
悲喜こもごも
・・・
駅の改札窓口で中年のおじさん
何か一生懸命訴えている?
相手をしている駅員さん困った顔
もう一人の駅員さんはニヤニヤ
でも中年のおじさん一生懸命訴える

「今度の時刻改正で
 今まで待たずに乗れた乗換えが
 今度は乗り継ぎが悪くなり
 10分以上待たなきゃならない
 こんな改正は困るし認められない・・」

気持ちは分かる”が

駅員さんの一存では変えられない
しばらく粘ったおじさん、諦めて帰っていった

我輩もあと”2分違えば!”と、何度も思った経験者

でも”駅員さんと直接交渉もな”である。

何事もなく電車は進むのである。

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 通勤電車の事(ガラ空き)

お盆休みで通勤電車はガラ空き
ぎりぎりで飛び乗っても座れる
でも両隣が空いていると不安定
ぐっすり眠れない
それに、満員では暑かった冷房も
肌寒い隙間風
何時もと勝手が違って拍子抜け
何となく寂しい・・・
・・・
通勤電車がガラ空きになるのは
年4回、毎年必ず

年始:よし、今年こそ!
5月連休:なんで俺だけ出勤?
お盆:田舎を思い出す
年末:あ~あ、もう一年の終わりか

変わりない毎年の繰り返しを乗せて

何事も無く電車は進むのである。

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 通勤電車の事(浴衣姿)

帰りの通勤電車、冷房でホッと一息
おや?、若い女性の浴衣姿
あっちにもこっちにも
何だろう、お祭りかな?
良く見ると、浴衣姿の若いカップル
あっちにもこっちにも
会話の内容から途中の街の花火大会
花火でデートか、いいな!
こちらは汗だく通勤帰り
チョッとうらやましい

男性の浴衣姿、珍しい
でも茶髪にピアス、
違和感を感じるのは歳の性?
・・・
浴衣姿に打ち上げ花火
西瓜にトウモロコシ
日本の夏である。

日本の夏を乗せて
何事も無く電車は進むのである。

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 通勤電車の事(CoolBiz)

国を挙げてのクールビズ!
テレビの中では某国の首相もにこやかに
クールビズ!
ところでクールビズって何?

”ああ、ノータイ・ノージャケットのことね”

通勤電車の中も対応がまちまち
スーツにネクタイ、ビシっと決めたサラリーマン
額ににじむ玉の汗、サラリーマンの鏡
半袖姿のクールビズ会社員、
電車のクーラーがちょっと寒そう

昨日までスーツ姿の我輩、
ここのところの暑さに
ついに今日からクールビズ
でもネクタイだけは外せない
悲しいサラリーマンの性
なんとなく中途半端、でも涼しい
クールビズもちょっと良いかなである。

汗だくの通勤客を乗せて
何事も無く電車は進むのである。

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 通勤電車の事(自動清算)

定期券範囲外の駅から乗車
降りる時に清算、いつも清算機前には長蛇の列
それが今では
自動改札機でパスネット(プリペイドカード)と
定期券の二枚重ね通し、自動清算
”便利になったなものだ”である。
・・・
出張帰りの改札口
慣れた手つきで二枚重ね
改札機に入れた積りが
上の定期券が引っかかって
下側のプリペイドカードだけが吸い込まれた
慌てて定期券を押し込んだが、
出てきたカードは定期券区間分を含めて清算済
二重払い、凄く損した気分でトボトボと帰宅路へ
”IT化について行けないな”と自嘲である。

何事も無く電車は進むのである。

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 通勤電車の事(何食わぬ顔)

ガタン、ゴトン、夢の中
ふと我に返る、ここは何処?
何だか見慣れた駅
”いかん、寝過ごした”
電車から急いで降りる
でも、駅の名は、ずい分手前の駅・・・
今更、元の車両には戻れない
何食わぬ顔”でホームを歩き
別の車両へ
・・・
以前、隣に座ってた学生さん
いきなり飛び起きて電車の外へ
暫くホームできょろきょろした後
何食わぬ顔で元の車両に
”はは~あ、寝ぼけたな”
我輩、、腹の中で”クスクス”と笑う
・・・
あの時の学生さんの顔と
多分同じ自分の顔
誰かが腹の中で”クスクス”

すっかり目が覚めた我輩を乗せて

何事も無く電車は進むのである。

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 通勤電車の事(恥じらい)

満員の通勤電車、駅に着くたびに
どっと降りる降車客
最後の一人が降りるか降りないかの
絶妙のタイミングで乗込む乗車客
阿吽の呼吸
このタイミングを一歩間違えると・・・

降り終わった通勤電車
待っていた乗客たち一斉に乗り始める
電車の中ほどから男子中学生、一歩遅れた
慌てて降りようとするが
どっと乗込む乗客に押し戻され降りられない
なぜか「降ります!」と言わずもがくだけ
見かねて「降りる人が居ますよ!」と
声を掛けてあげた
乗込む人の流れが一瞬止まり
なんとか脱出できた中学生

降ります!」
の一言がなぜか言えない中学生
思春期の恥じらい

そう言えば我輩も
昔は人ごみで大声を出すのは
”恥ずかしかったな”である。

何事も無く電車は進むのである。

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 通勤電車の事(悲しい独り言)

久しぶりの出張、いつもより遅い通勤電車
”いつも、このくらい空いてればな”である。
・・・
電車の入り口付近で女性の怒鳴り声
”おっ、朝から喧嘩?”

「うるさいんだよ、馬鹿にしないでよ!」

と大きな声、

でも、怒鳴ってる、おばさんが一人居るだけ?
そのまま、電車の中を歩きながら

「うるさいんだよ、馬鹿にしないでよ!」

と目の前を通り過ぎる、大きな声の独り言
乗り合わせた乗客もヒソヒソと

「どうしたのかしら?」

そう言えばこの前も
駅の向かいのホームで、おばあさん(?)
こちらを向いて大きな声で

「馬鹿にするな、○△◎▲◇・・・」

何かに怒ってる!

思わず、”我輩かな?、何かしたかな?”

でも怒ってる先は別の方向、誰も居ない?
電車が来たので、その後のことは分らない
怒りは収まったであろうか・・・。

何事も無く電車は進むのである。

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 通勤電車の事(人身事故)

帰り間際の同僚からのお誘い
「たまにはどお?」
ビールが美味い季節、即座にok
・・・
夢見心地の帰りの電車
なかなか発車しない?
突然の車内放送

「前の電車で人身事故発生、しばらく停車します」

”またか最近多いな”
振替輸送案内の車内放送、
”この夜更けに今更乗り換えてもな”
待つ事しばらく、やっと動き出した電車

「現場で検証中の為、終わるまで停車します」

踏み切り近くに張られた立入り禁止のテープ
パトカーの赤く点滅するライト、警察官、
”大変だな”
・・・
酔いもすっかり醒め
ようやくたどり着いた真夜中の駅
疲れ切った乗客達も、やれやれである。

何事も安全第一

それでも電車は進むのである。

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 通勤電車の事(小さな頭)

何時もの朝の通勤電車、
でも今日は人が多い。
乗客の小声の会話
「○○線で事故があったみたいよ」
そうか振替乗客か”これは混むな”
・・・
ぎゅうぎゅう詰めの車内の一角に隙間が?
カバンでもあるのかな、とのぞくと
小さな頭、通学の小学生
周りの大人たちが必死に空間を確保
途中で無事に降りていったが
大人達の見えない努力
日本も満更じゃないな、である。

何事も無く電車は進むのである。

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 通勤電車の事(故障)

駅に沢山の人、人、人・・・
いつもと違う雰囲気、乱れた、駅の朝のリズム
混乱する人々の流れ

信号機故障で運休しています”

流れるテロップ、どうしよう!?
待つか、代替ルートを選択するか
ハムレットの心境
状況アナウンスも要領を得ない

「どうなってるんだ!」

駅員に詰め寄る人々の群れ
振替証明をもらう長蛇の列
・・・
ようやく動き始めた電車
ぎゅうぎゅう詰めで息も出来ない
それでも、待ちくたびれた途中の駅
何が何でも乗り込む人々

ぎゅうぎゅう×ぎゅうぎゅう

快速電車も今日は各駅停車、止まる度に

ぎゅうぎゅう×ぎゅうぎゅう×ぎゅうぎゅう

いつもの倍も掛かってたどり着いた降車駅
”あ~、疲れた、やれやれ”である。

それでも、電車は進むのである。

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 通勤電車の事(整列乗車)

朝の始発電車は整列乗車
電車が来ても、勝手には乗れない

整列乗車の正しい乗り方
1.電車が到着するまで、乗車マークが有る所で
  2列あるいは3列縦隊で並んで待つ
2.到着した電車から降りて来る乗客の
  邪魔にならぬ様同じ場所で動かず待つ
3.駅員が乗客全員が降りたことを確認
  「降車終了、ドアを閉めて下さい」
   のアナウンスを聞いたら
  電車のドア近くに隊列を乱さず前進
4.ドアが閉まり、再び開いたら、
  さっと席に着く、早い者勝ち
・・・
先頭に並んでいた若い男性
「降車終了・・・」
のアナウンスと同時に車内へ
ドアが閉まり一人だけ車内・・・
「何やってんだよ」とつぶやく駅員
「ふッ、素人だな」と他の乗客、ニヤ笑い
・・・
「素人はしょうがないな」と自己満足する我輩
でも整列乗車に何の疑問も持たず
唯々諾々と従っているのが玄人?

何事も無く電車は進むのである。

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 通勤電車の事(半ドア)

「○○~ぅ、○○~ぅ」と
駅のアナウンスが聞こえ、
ゆっくり近づく駅のホーム
満員の通勤電車、人がざわめき、降りる準備
ゴロゴロと、ドアの開く音、
いつもならドアに向かう人の流れが
今日はなかなか動かない
見るとドアが半分しか開いてない?
すぐに発車のベル、あせる気持ち
ようやくドアにたどり着き、
見ると雨傘が戸袋に挟まって開かない
閉まるドアに物が挟まるのはよく見るが、
開くドアは初めて
「戸袋に手を挟まれ無い様、お気を付けください」
の車内放送は
「手や雨傘を挟まれ無い様に」
に変えて欲しいものである。

何事も無く電車は進むのである。

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 通勤電車の事(濡れ衣)

痴漢行為は卑劣な行為である。
でも、これを逆用する悪い奴
・・・
ちょっと冴えない会社のおじさん、
我輩の同僚
ほどほど混んだ通勤電車、
突然目の前の女子学生が
「痴漢よ!」と叫び、
後ろに居た若い男性が
おじさんを羽交い絞め
そのまま、電車を降ろされ、示談金要求
ところが、たまたま痴漢と聞きつけた
警察官がやってきて、警察署へ連行
なんだかんだの末、相手は告訴取り下げ、
おじさんは釈放、
真相は藪の中・・・
満員電車で女性の後ろに立つのは
止めましょう、であるが、
そう言われてもな、である。
・・・
オジさんの豆知識
警察に連行されると、
「弁護士はどうしますか?」
と聞かれるので
必ず「お願いします」と答える事
連行後は弁護士以外の連絡、接触は
家族といえども許されないのである。

注記
このおじさんは
決して我輩の事ではないのである。
念のため。

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 通勤電車の事(男性専用)

女性専用車両ができた!
いつも乗っていた車両が女性専用に
痴漢対策とか・・・

我輩は男性専用車両が欲しい

満員電車で女性の体に触れないように
気を使うのは大変なのである。
身動きできない状態で、
顔の前に女性の髪の毛が来た時には
拷問である。
髪の毛が鼻をくすぐり、香水の臭いが
鼻腔を刺激、
避けたくても、下手に手を動かすと・・・

我輩は男性専用車両が欲しい

・・・
どうせなら、車両の半分は男性用、
残り半分は女性用としてはどうであろうか?
我輩の思いを乗せて

何事も無く電車は進むのである。

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 通勤電車の事(指)

ル、ル、ル、ル、

発車を告げるベル
満員の早朝電車、発車間際に駆け込んで
ドアの上部に指を掛け体を押し込むテクニック
いつもの風景
のはずが

「い、痛い、止めてー!」

と、女性の悲鳴、車内は騒然
閉まったドアに指を挟まれ
上部の金具の為、抜けない様子
電車はそのまま発車しかける

「痛い、指が千切れる・・う!」

止めろ、駅員に言え、と車内はパニック
緊急停止ボタンを押して、急ブレーキ、
駅員が駆けつけ、やっと救出
とりあえず、指はつながっていた・・・
・・・
五分遅れの発車、通勤に潜む危険
ご用心、ご用心、である。

何事も無く電車は進むのである。

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 通勤電車の事(喧嘩)

事故で遅れた満員の電車である。
おじさん二人の怒鳴り声である。
喧嘩である。
 押したの押さないの
 蹴ったの蹴らないの
見かねて若い男性が仲裁である。
周囲のおばさん達からも、
 「やめなさいよ!」と諫言である。
それでも、しばらく続いたが
一方のおじさんが、
しぶしぶ謝って落着である。
でも、いいはた迷惑である。
・・・
小学校の卒業式当日に
女の子を蹴って泣かせた記憶が
甦るのである。
俺も悪だったな
と今ごろ自責の念である。

何事も無く、電車は進むのである。

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 通勤電車の事(ヘルメット)

その1
暖房の効きすぎた、早朝の電車で熟睡である。
いきなり、目から火花である。
何が起こったのか分からないのである。
目の前で女性が謝っているのである。
網棚から鞄を下ろすときに、
我輩の頭にぶつけたらしいのである。
でも発車である、
すぐに降りていってしまったのである。
なんだか、ぶつけられ損なのである。
その2
発車間際の電車である。
網棚に載せていた紙バックを
降ろそうとした女子学生である。
慌てていたのであろう、中の物を座っていた
おじさんの頭にばら撒いたのである。
本、カセット、・・・。
慌てて拾い集めて、お詫びもそこそこに
降りていってしまったのである。
憮然としたおじさん、痛そうである。
やはり、ぶつけられ損なのである。
--------------
通勤電車もヘルメット着用なのである。
何事も無く、電車は進むのである。

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 通勤電車の事(改札)

その1
自動改札である。
入れたはずのプリカが出てこないのである。
前のオジさんが、
不思議そうな顔で右手を見ているのである。
我輩のカードである。
慌てて取り返したのである。
チョッとお酒くさかったのである。
その2
若い男性である。
右手で切符をいれ、
すっと自動改札を通りすぎたのである
我輩の番である、切符を投入である。
"ピンポンピンポン"、
いきなり閉じ込められたのである。
我輩の切符に誤りは無いはずである。
切符を入れてください、との表示であるから
切符を入れるふりで通り過ぎたようである。
鮮やかではあるが、良い迷惑なのである。
その3
何度やっても、"ピンポン"と通れないのである。
当たり前である。
バスカードでは通れないのである。
やはり、頭のネジが緩んできたようである。
------------
切符鋏みをカチャカチャ鳴らした
無愛想な駅員さんに、切符を切られたのは、
ずいぶん昔のような気がするのである。
何事も無く電車は進むのである。

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 通勤電車の事(花束)

帰りの電車で花束を抱えた人を見かけるのである。
若い女性だと、
   「寿退社かな?」
若い男性だと、
   「転職か。良い仕事が見つかったのかな?」
中年の女性だと、
   「お祝い事かな?」
中年の男性だと、
   「リストラ!、大変だな?」
・・・
花束を持って、帰りの通勤電車に乗る日に怯えるのである。
日本経済の復興を願うのみである。
何事も無く、電車は進むのである。

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 通勤電車の事(双六)

忘年会である。
お酒を飲む機会が増えるのである。
帰りの通勤電車もお酒くさいのである。
周りの人に「ゴメンなさい。」である。
お酒を飲んで、暖かな座席でゴトン、ゴトンと揺られると
いつしか夢の世界である。
夢の世界で、停車駅のアナウンスが聞こえるのでる。
いつもと駅の順番が反対である。
何の事はない、折り返して、乗った駅に戻ってきたのである。
双六の「振り出しに戻る」である。
酒は飲むべし、飲まれるべからず、なのである。
何事も無く、電車は進むのである。